
紙と文様の表現者 松下賢一
私は、紙と文様を通して、自分の内側にある世界を形にしています。
これまで、紙を使った立体作品や切り絵、木工など、さまざまな素材と表現に触れてきました。その中で得た感覚を自分の世界観へと取り込み、試行錯誤を重ねながら、新たな形へと結晶させています。
2014年に「かみばんどアート」の制作を始めて以来、紙バンドを素材としてだけでなく、一本の「線」として捉えてきました。その線を組み合わせ、幾重にも重ねることで、人や生き物の姿、心に浮かぶイメージ、そしてまだ名前のない世界を描いています。
私にとって文様は、単なる装飾ではありません。心の奥にある言葉にならない感覚を映し出し、内なる世界を目に見える形へと変えるものです。紙バンドが持つ質感や陰影、緻密な線の重なりとともに、私自身の表現世界を築いています。
作品は、誰かを決まった答えへ導くためのものではありません。それはまず、「私という存在が、ここに生きている」という証です。
けれども、作品と向き合った方の心に何かが生まれ、それぞれの記憶や想像へとつながっていくなら、作品は私の手を離れ、新たな世界への扉になるのだと思います。
「PatternRealms」という名前には、文様をひとつの扉として、現実と想像のあわいに広がる、いくつもの世界を表現したいという思いを込めています。
PatternRealms
紙と文様の表現者 松下賢一
◆経歴
2014年 「かみばんどアート(ペーパークイリング)」を始める
2018年 「かみばんどアクセサリー」を始める
2019年 「かみばんどオブジェ」を始める
2021年 個展開催「紙で創るmackenアートの世界 mackenアート展」
2022年 「みんなの紙バンド雑貨vol.8」(ブティック社)で作品が掲載
2023年 「かみばんど工芸」を始める
2024年 Instagram・ホームページ・Youtubeを開始
2025年 個展開催「かみばんどアート展」
2026年 気分上々コレ「アートな紙バンドの世界」(合同展示会)に参加
◆美術展入選作品
| 作品名 | 出展会 | 出展年月 |
| 想いⅣ | 第37回日向市美術展覧会 | 2016年4月 |
| 華恋想(華と恋と想い) | 第68回宮日総合美術展 | 2016年10月 |
| 相思相愛 | 第70回記念宮日総合美術展 | 2018年10月 |
| 鳳凰降臨図 | 第71回記念宮日総合美術展 | 2019年10月 |
| 精霊 | 第46回宮崎県美術展 | 2020年3月 |
| 雄叫び | 第1回みやざき総合美術展 | 2021年1月 |
| Fairyland Post | 第41回日向市美術展覧会 | 2021年6月 |
| うさぎの玉手箱 | 第70回都城市美展 | 2024年11月 |
| jonetsu〜コノハナサクヤビメ伝〜 | 第70回都城市美展 | 2024年11月 |
| 異次元の回路基板(サーキットボード) | 第70回都城市美展 | 2024年11月 |
| Silent Ascent(静かな上昇) | 第71回都城市美展 | 2025年9月 |