紙バンドは、暮らしの中で使われる身近な素材です。
私は、その一本一本を「線」として捉え、組み合わせ、重ね、形づくることで、紙バンドによる新たな表現の可能性を探っています。
私が制作する「かみばんど作品」は、平面と立体、装飾と工芸、その境界を行き来しながら生まれます。紙という素材が持つ素朴さや温もり、軽やかさに、線の重なりによる文様、陰影、物語を加え、独自の世界を形にしています。
同じ紙バンドから生まれても、表現するものによって、作品の姿は異なります。
かみばんどアート
一本の紙バンドを一本の線として捉え、組み合わせ、幾重にも重ねることで、人や蝶、想像上の生き物などを描き出します。
平面作品でありながら、紙バンドが生み出す質感と陰影によって静かな立体感が生まれ、線の集積から文様と生命感が浮かび上がります。
かみばんどアクセサリー
紙バンドを曲げ、割き、細く巻きながら、一枚一枚の花びらを形づくります。
紙ならではの軽やかさと繊細な造形を生かした、ブローチや髪飾りなどの小さな作品です。身につける人の日々の装いに、そっと彩りを添えます。
かみばんどオブジェ
曼荼羅やドリームキャッチャーを思わせる円環、桜の花びら、こいのぼりなど、多様な形を紙バンドで表現します。
線と面、その間に生まれる空間が響き合い、祈りや記憶、季節の移ろいといった、目には見えない思いを「かたちある想い」としてとどめます。
かみばんど工芸品
紙バンドを丹念に組み上げ、独自の文様を施した小箱などを制作しています。
器としての機能と手仕事の温もりを持ちながら、文様と内側の空間によって、単なる収納のための道具を超えた造形作品へとつながります。
アート、アクセサリー、オブジェ、工芸品。
それぞれに異なる形と役割を持ちながら、その根底にあるのは、一本の紙バンドから新たな世界を生み出したいという思いです。
紙と線、文様と空間が織りなす「かみばんど作品」の世界をご覧ください。