曼荼羅やドリームキャッチャーを思わせる円環の形から、桜の花びらやこいのぼりといった季節を映す形まで。「かみばんどオブジェ」は、多様な造形を通して、紙と文様の新たな表情を生み出します。
円環や網目の中に広がる文様は、見る人の想像や思索へとひらかれた入口です。規則的に連なる線と、その間に生まれる空間が響き合い、ひとつの世界を形づくっていきます。
桜の花びらをかたどった作品には、散りゆくものの儚さと、再びめぐってくる季節への思いを込めています。こいのぼりをかたどった作品は、風を受けて泳ぐような軽やかさをまとい、古くから受け継がれてきた願いを映し出します。
それぞれのオブジェは、空間を飾るだけのものではありません。祈りや記憶、季節の移ろいといった、目には見えない思いをとどめる「かたちある想い」として存在します。
制作では、一本一本の紙バンドを組み合わせ、線と面、その間に生まれる空間を探りながら、作品に宿る物語を形にしていきます。
空間に浮かぶ小さな祈りとして、そして日常の中で、ふと心を立ち止まらせるしるべとして。
そんな思いを込めて、一つひとつの「かみばんどオブジェ」を制作しています。































