Shadow Dialogue Series

「Shadow Dialogue」とは、“影との対話”を意味します。

実際に撮影した人物や動物の写真をもとに、その姿を黒いシルエットへと変え、夜空や宇宙、木々などの背景と組み合わせています。さらに、作品の中へ題名と短い文章を重ねることで、ひとつの情景と物語を描き出すデジタルアートのシリーズです。

シルエットには、表情がありません。けれども、立つ、座る、見つめ合うといった静かなしぐさは、言葉だけでは表せない感情を映し出します。そこに添えられた文章は、作品の意味を説明するものではなく、影の中から聞こえてくる小さな声のようなものです。

作品「ただここにいる」では、ひとりの人間と愛犬が、銀河の広がる夜空と大木の下で向き合っています。暗く静かな夜の中、ただ同じ場所にいることによって生まれる安らぎと、言葉を超えたつながりを表現しました。

ここで交わされる対話は、人と動物の間に生まれるものだけではありません。それは、過ぎた時間や記憶、心の奥にいるもうひとりの自分、そして目には見えない大切な存在との対話でもあります。

光と影、現実と想像、沈黙と言葉。

そのあわいに生まれる物語を、「Shadow Dialogue Series」として描いています。

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